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クリスマス市のグリューワイン

feat: Solomon 第三十六話



アドニヤは気が気ではないという風だった。ヨアブはそれを見て、非常に痛ましい思いに駆られた。
アドニヤの感情はもはや一口に言い著せるものではないほど、いろいろな思いを内包しているのは見るだけでもわかった。恐怖であり、焦りであり、苛立ちであり、憤りであり、絶望でもある。
アドニヤの苦悩は自分の苦悩でもある。ヨアブの思いはそうだった。今となっては、なぜあの日自分はアブサロムのために駆けずり回ったのかわけがわからない。今目の前でこの王子が苦しんでいること以上につらいことなど、ヨアブにとっては存在しない。
そのつらさの一端を担っているのがまぎれもなく自分であることを自覚していたからこそ、その思いもひとしおだ。あの泥棒が入って日以来、自分の部下であるベナヤと、祭司の一人ザドクが逃亡したことが分かった。それゆえ彼らにあたりを付けたはいいのだが、彼らは捕まらなかったのだ。まんまと逃げられて、今は行方も分からない。彼らの家族も何も聞かされていないと言ったので、彼らが犯人であることは疑いようもなくなってからも、彼らの音沙汰はつかめないままだった。
「どうすればいい、どうすればいい」アドニヤはぶつぶつ呟いていた。ヨアブを責めるようですらあった。ヨアブはそれを甘んじて受けとめた。
「捕まらないのか、逃げられたんだな。まんまと逃げられたんだな」
アドニヤは目に見えてやつれていた。ダビデの容体が急変してからまだいくらもたたないのに、アドニヤは明らかに変わった。顔色はずっと悪くなり、クマが濃くなった。目つきがおかしくなって、独り言が多くなり、時々急に叫んだりすることが多くなった。明らかに、パニックに陥っているのだと分かった。無理もない。彼は父の指を、自ら落としてしまったのだ。
「お父上はあれだ。それに、ぼくのことを知るやつらに逃亡されてしまった。奴らはぼくを脅かす。ぼくは王になれなくなる。どうするんだ。ああ、どうしたら……」
彼はバリバリと巻毛の髪をかきむしった。ヨアブは何も言うことができなかった。ただただ、心臓が押しつぶされるような思いでそれを見ていた。
「何も言わないんだな、お前」忌々しそうにアドニヤが呟く。ヨアブはそれでも、その言葉通り何も言えなかった。
「殿下、失礼いたします」と、扉を開けてもう一人人物が入ってくる。アビアタルだった。彼は「ダビデ陛下の容体を見てまいりました」と言った。
「どうだったんだ?お父上は」
「……無駄です。病はどんどん、進んでおります」
アビアタルの顔も真っ青だった。あれ以来、ダビデの病室には看病係のアビシャグと医者と、あと数人を除き、ろくな人物は寄り付かなくなってしまった。だが、それも当たり前だ。
とうとう末期となったダビデの病気は、彼の体をじわじわと壊死させていった。あの、かつてはイスラエルに咲き誇る太陽の花のごとき美青年だった体が、醜く、黒く、腐り果てていくのだ。とてもとても、好き好んでみる者などはいるまい。
アドニヤはアビアタルの言葉を聞いて、がっくりとうなだれた。彼の体が細かく震える。彼は恐怖に打ち震えているのだ。
自分の立場が今にも脅かされるかもしれないという恐怖と、得体の知れない非現実的なまでの絶望が襲ってくる恐怖。それら二つにはさまれて、アドニヤは、今にも押しつぶされそうなのだろう。
「そうだ」
彼はふと、疲れ切った目でふわりと虚空を見つめて呟いた。
「なんでこんな簡単なことに気が付かなかったんだ。ヨアブ!アビアタル!いい方法を思いついたよ。ほんと、なんで今まで思いつかなかったんだろうね?あほらしい!実に単純さ、ぼくが今すぐ王になってしまえばいいんだよ!」

「今すぐですって?」ヨアブは言う。
「そうだよ。ベナヤとザドクが帰って、ぼくに関してなんだかんだ言うまでに、ぼくが王になってしまうのさ!そしたらもう、過ぎてしまったことはどうしようもないだろう。ぼく自身が王になれば、奴らの言い分なんていくらでも無に返せるんだ。あはは、そうだそうだ!今すぐ王になるぞ!奴らに揚げ足を取られる前に!アブサロムのように、仲間を集めて宴会を開いて、王になるぞ!」
口調こそ笑っていたが、彼の眼は笑っていなかった。笑うには既に疲れすぎているかのような目つきをアドニヤはしていた。
「ぼくが王になれば、おれ以外の王位継承者なんて全部なかったことにできるもんな!指輪の一つや二つで動かされない立場になっちまえばいいんだよ!」
「お、お言葉ですがアドニヤ様」と言ったのは、アビアタル。
「まだ王は生きておられます。即位式は執り行えません。それに、貴方様はお母上の喪中であります。喪中の者は、儀式や宴会の場には立てぬしきたりです」
「相変わらずお前は古いな!そんな伝統、臨機応変に変えりゃいいんだ!」アドニヤは言い返す。
「だいたい父上だって、先代の王を殺して即位したんじゃないか!なぜおれが父の死を待たねばならない!それに母が死んだからどうした!おれは死んでないんだからどうでもいいじゃないか!ヨアブ、お前に命令するぞ。護衛兵を集め、生贄の獣の手配をしろ。おれはエン・ロゲルに自分の地所があるんだ。用意ができ次第、おれはそこで宴会を開く。そして、その場でおれはおれが王であると宣言しよう。そうして即位に臨むのだ!ことは急がねばならんのだ。ベナヤ達が帰る前に!お前たち、何をぼさっとしているんだ!?とっとと動け!」


二人をとり残して、アドニヤは乱暴に自分の部屋を飛び出した。じっとしていられなかった。動いて気を紛らわせでもしなくては本当に正気を失ってしまいそうなほど、彼は切羽詰まっていた。
だが、彼はすぐ立ち止まることになった。部屋のすぐ外に、アビシャグが立っていたからである。しかも、彼女は恐ろしいことを聞いたような顔でそこに立ちすくんでいた。
彼女もダビデの世話を一人任されているとあって、目に見えて精神が参っていた。だが、そこにもう一つ恐ろしい場面に出くわしてしまい、混乱に頭が追いついていないような様子であった。
「アビシャグ、そこで何をしていたんだ?」アドニヤは彼女を睨みつけるようにして問いかけた。
「お前はお父上の看病の仕事があるはずだ」
「わ、わたし」アビシャグは震える声で言った。「アドニヤ様にお会いしたくて、その……」
「自分の仕事を放ってか。良い身分だな。……お前、おれの話を聞いたんだな?」
アビシャグは震えながらうなずいた。後ろでは、そそくさとヨアブとアビアタルが退散していた。アドニヤは彼らと入れ違いに、アビシャグの手をつかんで半ば強引に自分の部屋に引き入れる。
「聞いていたんならまあ、いいだろう。聞いての通りだ。おれはすぐにでも王になろうと思う。父が死ぬのなんぞ待ってられん。だが、分かってるな。いいか、俺の言うとおり、このことは黙っていろ。誰にも言うんじゃない。あの時と同じように」
「アドニヤ、様」彼女は相変わらず、おぼつかない口調で言った。顔色は真っ青になっていた。「そんな、そんなこと、許されませんわ……」
「許されない?なんで?」アドニヤは恐ろしい形相で言った。「何の不都合があるんだ。お前たち、言っていたじゃないか。誰もかれも言っていたはずだ。おれが王に相応しいと。お前なんか、おれがソロモンを殺すのを見ておいて、なおもそう言っていたんだ。それで、なぜ許されないんだ?」
アビシャグはそれに対して、何も反論もしなかった。する心のゆとりがなかった。代わりに、彼女は震えながら言った。
「あなたは、変わりましたわ」
「変わった?おれが?」
「アドニヤ様は、もっともっと、優しいお方でしたわ。お父様の事をそう扱う方じゃなかった、お母様が死んでも嘆かない様なお方ではなかった。……そう!私、知っていますのよ、知っているんです!アドニヤ様!あなた、バテシバと寝ていらっしゃるんですって!バテシバが自慢してきたんです、この私に!いかにも誇り高そうに、嬉しそうに!どういうことですの、アドニヤ様!あなたはなぜ、あんな女と、しかも自分の母と寝るんです!あなたには私がいるのに!どうして!貴方はあんなにやさしくて、素敵なお方だったじゃありませんか。なのになぜ、お父君と、お母君と、そして何より、愛している私を裏切られるのです!」
アビシャグは泣きながらそう言った。彼女のぱっちりした双眸は涙にぬれて、彼女の目に映る景色はすっかりぼやけてしまった。彼女は片手でそれをぬぐった。つるつるした手の甲の肌は涙をよくはじき、大量の液体が肌を伝い、そこが湿気と冷気に犯される。
「ねえ、どうしてです!?私を愛していらっしゃるんでしょう!この世で一番!何度も何度も、そう言ってくださったではありませんか!私が貴方を愛しているように、貴方も私を愛しているのでしょう!」
アビシャグはもう一度、アドニヤを見た。しかし、次の瞬間、彼女は後悔した。一生、こんな涙はぬぐわないほうがよかったかもしれないと思った。アドニヤは非常に冷ややかな顔で、アビシャグの方を見下していた。
「おれは何も変わってないさ」彼は言った。
「アビシャグ。お前、本当に馬鹿の能無しだな。おれがソロモンを殺すのを見ていただろう。……それなのに、なぜそう思えるんだ?相当な思い上がりだな、お前と言う女は。いいか?弟を裏切れるやつが、なぜお前を裏切らないと思ったんだ?なぜ、ソロモンを愛さないおれが、おまえを愛していると思ったんだ?」
彼のこんな表情を見るのは、アビシャグは初めてだった。冷ややかだと思った。そして、醜い顔だと思った。
「だって、あなたは、私を愛しているとおっしゃってくれました」
「馬鹿だな。同じことは、ソロモンにも言っていた。誰にでも言っていた。教えてやろうか、バテシバにも言ってるよ。愛してる?そんなただの言葉がどうしてそこまでの価値があるんだ。いいかい、アビシャグ。おれは誰も愛したことなどないし、誰も愛したいとは思わない!お前に何がある?年老いればクシャクシャになるその美貌と、男を楽しませる、股の間に空いたものだけさ!お前よりはまだソロモンのほうが有能だった!おれはそれも愛さなかったし、切り捨てた!それなのになぜおれがお前を後生大事に取っておく!お前と一緒によく、動物に餌をあげて遊んだっけね。結局、お前もあのけだものどもと同じだよ。甘い餌をよこせば、相手がどんなものであろうとついていく、馬鹿な雌のけだものに過ぎなかったんだ」
アドニヤの言葉を、アビシャグは信じたいとは思わなかった。しかし、信じざるを得なかったのだ。彼の言葉は重くのしかかり、彼女は床にうなだれた。普段なら差し伸べられるはずの手は、勿論来ることはなかった。
「わたしは」アビシャグは言った。「私ははもう、純潔ではありません。貴方を愛していればこそ、お捧げ致しました」
「それで?」
「奥方にしていただけるのでしょう?だって、貴方は私を……」
「お前ったら、ほんとに馬鹿だな。処女を奪ったから結婚しなきゃならない?どうしておれがそんな古い、非合理的なことをせねばならん」
アビシャグは床に突っ伏し、背の高いアドニヤは立ったままである。彼の言葉は重いものが上から下へと落ちるように、重々しく鋭くアビシャグに降りかかった。
「王になれば、結婚だって重要事項の一つさ。おれは何処か近隣の国の王女の中から正妻を迎え入れるつもりだし、お前は、まあ、なりたいというのなら後宮の愛人程度にならしてやるさ。もっとも出ていきたければ出て行け。くだらない男とでも結婚して、お前に似合いのくだらない人生を送れ。おれは止めん。未練もない。正直、そろそろお前に飽きてきたから」
「そんな……そんな!私はダビデ様との結婚歴が既にあるんですのよ!まともな家なら貰ってもくれませんわ!」
「だったら何にでもなればいい。お前は言ったな、父は女衒だと。父が女衒ならお前は娼婦さ。お前は所詮、売られるため、抱かれるために生まれた女だ。娼館と比べれば、どんなところでもましだろう」
何を言っても、アドニヤの心は変えられないのだ。アビシャグははっきりと、それを自覚した。彼女は泣いた。もう、涙でアドニヤの心を変えるためではない。ただ体が泣くことを欲しているから泣くのだ。化粧が剥げて流れるのがわかった。涙をぬぐう手の甲に、黒いものがこびりついているからだ。
自分が愛したのは、こんな冷たい男だったのか。それを見抜けないままに、自分は、少女として何よりも大事なものまでを彼にささげたのか。
「ぴいぴい泣くな、人の部屋で!」彼は怒鳴った。「いい年をして、子供のように!とっとと自分の持ち場に戻れ、おれの話は誰にも話すな!」
「話さない……そうお思いですの?」
アビシャグは頭を上げた。そして、その言葉を言いながら、精いっぱいにアドニヤを睨みつけた。アドニヤに向かって湧いた憎しみを一身にぶつけるように。
「私が、話さないとでも?」
しかし、彼女の試みは無に帰ることになった。彼女の湧き立つような憤怒も一瞬で冷やしてしまうほど、アドニヤの視線は冷ややかだった。彼女も知らない彼女のすべてを見通しているかのように。
「話さないし、話せないさ。お前はそれほどの人間じゃないもの。度胸もないし、知恵もない。おれは全てを知っているさ」

結局、彼女はアドニヤの部屋を閉めだされるように後にした。彼女は全てが抜け切ってしまったような無気力な歩き方で、その場から去った。


目が覚めた時、ダビデの周りには誰もいなかった。アビシャグもいなかった。彼女は勝手に後宮に帰って泣き出してしまったからなのだが、ダビデのそのことは分からない。ダビデはそれが帰って、良いようにも思えた。彼は、夢を見ていた。言葉しか存在しない夢だった。
自分の体を少しでも動かしたくはなかった。手を動かせば、自分の指がどうなっているのか分かってしまう。足も同じことだ。視界にうつる黒いものはなんだろうか?高い高いとほめそやされた、自分の鼻なのだろうか。
だが、これ以上にない苦痛と恐怖の中にあってしかるべきだろうに、ダビデの心は不自然なまでの穏やかさも、また同時に保っていた。
ふと、カーテンが揺れ、何者かが入ってくるのがわかった。ダビデは無言で出迎える。入ってきたのは、ナタンの姿だった。
髪はぼさぼさで、服もだらしがない。まるで、ふらふらと夢遊病のごとく、家から王宮まで来たかのような、そんな姿だった。
彼の眼は焦点があっておらず、彼の足取りはおぼつかなかった。彼は手を後ろに回して、誰かを引きずるような姿勢でダビデのほうに歩いてきた。
「ナタンよ、どうかしたのか」ダビデは優しく言った。ナタンは今や完全に狂気に犯されたようであった。彼は、突き動かされるように言葉を吐いた。
「王よ、王位につかれるのはアドニヤでしょうか。貴方様は、まだ、自分の跡を継ぐ者がだれであるのかをしもべどもにお示しになってはおられない」
言っていることは実にちぐはぐだった。ナタンとて、ダビデが王座の上で、アドニヤを自分の後継者としたことを覚えていたはずだ。
だが、ダビデはそれを受け入れた。おそらく、ナタンは自分がどうやってここに来たかもわかっていないはずだ。彼はここに、呼び出されたのだ。自分のもとに夢が舞い降りたのと同じように。全ては神の導きだ。
夢は、神のお告げだったのだ。そして、ナタンを持って、神は、それを実行せんとしているのだ。
「ダビデ様。貴方のご子息を連れてまいりました」彼は何もない空間を指さし、そう言った。そして、うって変わってとても優しい声で話しかけた。
「ほらほら、何を怯えているのです。心配しなくてもよいのですよ。誰も貴方をいじめはしない。私が守って差し上げますよ。貴方は神に選ばれた子ですから」
そう、何もないところを見つめて、ナタンは喋っていたのだ。
「そこにいるのは私の子か。バテシバの子、ソロモンか」
ダビデは言った。ナタンは「そうですとも、勿論です」と言い返す。
ダビデの眼に、勿論ソロモンは見えない。だがナタンはダビデに「お慈悲をかけてください。アドニヤではなく、この子を王に。頭を撫でてあげてください。まだ、ほんの幼い子なのです。生まれたばかりの子なのです」と、見えない彼をそっとダビデの方に突き出すように、手を動かした。
ダビデの眼に、不思議と涙があふれた。何の感情から来る涙なのかもわからない。涙は寝台にしみこんだ。
「ナタンよ、主は生きておられる」ダビデ自身も、どこか突き動かされるような気持ちで、ちぐはぐな返答をした。
「主は私を救ってくださった。あらゆる苦しみから、救ってくださった。その主は生きておられる。たとえ我らがどうなろうとも、底知れぬ狂気に犯されようとも、主は生きておられる。私はバテシバに言った、お前の子を王に立てると、神にかけて誓い、その子に指輪を渡した。そのことを間違いなく、私は執り行おう。私の声は、この部屋の外には届くまい。だが、主はご存じだ。そして、お前が知っている。それでもう充分なのだ。ナタン、私にその子を撫でることはできないよ。私にはもう、指がないのだ。そしておまえも無理だよ。さあナタンよ、私はお前に命ずる。わがエルサレムに水をそそぐ大いなる泉、ギホンの泉に下るのだ。そこでその子に水を飲ませ、休ませてあげなさい。その子はとても疲れているから。そしてそこで待つがいい。ナタンよ、私は主から言葉を聞いたのだ。この世でただ一人、その子を愛せる男が、そこを通る。お前は彼に、その子を預けるのだ。私でも、誰でも、あの子を幸せにできなかった。その男ならできるのだ。ナタン。頼む。私はもう動けない」
ダビデの言葉を聞き、ナタンは「承知いたしました、陛下よ。その言葉を聞けてうれしく思います」と言った。そして、ふらふらとまたおぼつかない足取りで、王の寝室から出ていった。


「イスラエルの神よ。貴方を信じましょう。ソロモンが王位につくのならば、私はもう疑わない。何をするにも疲れました。もう何が是であり、何が非であるのでしょう。人間にそのようなものを見比べる知恵などないのです。それがはっきりわかった。今までで一番、実感できた。あの子は最初から、王となるべき子だったのだ。羊飼いの子が、王となる運命だったように。私は今、とても穏やかです。貴方の選んだ子を、どうか愛してください。きっとあの子は、私のよき後継ぎとなることでしょう。主よ、感謝いたします。全てに、感謝いたします」
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